内臓脂肪ダイエットの方法と効果

内蔵脂肪とは

生活習慣病の多くが肥満と密接な関係を持っていることは皆さんもご承知の通りです。この肥満ですが、多くの人は皮下脂肪をイメージし、皮下脂肪を悪玉だと考えるものです。

 

ところが実は消化管の間の脂肪組織である内臓脂肪の方が生活習慣病とは重要な関係があるのです。皮下脂肪は例えばお腹などの皮膚の下にあるもので、手でも摘んで確認できるものです。

 

内臓脂肪は脂肪としての構造的な差はありませんが、腹部の内臓の周りについているのが相違点です。この内臓脂肪の量はCTスキャンを使って腹部の該当する部分の断面像を撮影することでしか性格に確認することができないのが難点ですが、目安としては、お腹まわりが結構あるのに、手で腹部の皮下脂肪を摘めない場合は内臓脂肪が増加している可能性が高いとみていいでしょう。

 

内臓脂肪の特性ですが、皮下脂肪よりも脂肪酸の出し入れが活発で、男性の方がより顕著になっています。男性は筋肉が体重に対して女性より10%ほど多いのでそれに伴って筋肉を動かすための熱源となる内臓脂肪を、女性よりも多く持つ傾向にあるのです。

 

結果、男性は太っ腹になりやすいというわけです。数値的にいえば、同じ体脂肪率ならば、男性は女性より内臓脂肪が確実に多くなると考えておいてください。